running for life

夢はサブ3! 走った後の生ビールが大好物です。

第26回チャレンジ富士五湖 備忘録

あれから一週間か。
あのお祭りみたいな妙な熱気は何処に行ってしまったのだろうか・・・ずいぶん前のことのようにも思える。
記憶は薄れつつあるが、いいシーンを思い出してアップしておこう。
前半戦は予定通り走れた。が・・・後半はきつくなってくる。50kmも走ったあとだから仕方ない。
チカラを入れて走ったのが、青木が原樹海の上りだ。ペースは5’20”くらいだ。息は上がっていた。ゼーハーしていたので、すれ違いのランナーにエールをもらってもまともに返せない・・・
西湖のエイドを過ぎて、湖畔を走る。むかいかぜを軽く感じる。微妙なアップダンウンがあって、苦手な区間だ。苦手だけど、なんとかしのいだ。
そして、ポイントは90km手前のエイドだった。それは浅間神社裏手にあった。ここでトイレに入った。どうしてもトイレに行きたいわけではなかった。どうかしていた。きっと脳は休みたかったのだ。気温は残念ながら16度まで上がっている。日差しがあって、顔が熱い。日焼けしている。エイドでは水を顔にかけて、少しでも体感温度を下げた。トイレに入って、集中も切れてしまった。もったいなかった・・・
エイドを出てから、河口湖湖畔を走る。ペースは明らかに上がらない。キロ6を超えているのだろう。日差しがうらめしい。信号を右に曲がり、上りに入った。たまらず歩く。三歩あるいたらちょっと走ってみる。あぁ、走れない。ネガティブな気持ちに支配され、抵抗ができない。右手にコンビニ。なにか買おうとか考えたり・・・心の中では『集中!』と大声を出した。でもなかなか体は反応しない。
139号線が見えてきた。信号の変わるタイミングに合わせてペースを調整するなんてできなくなる。逆に、赤信号が内心うれしい。信号の待ち時間は相変わらず長い。でもそれほど気にならなかった。これを超えると、次のエイドまでは平坦になる。「よっしゃ!ここは走る!』と強く思っても、半分歩いて半分よろよろと走った。
やっと河口湖ステラシアターのエイド。ここで上り坂のためにしっかりエネルギーチャージ。コーヒー2杯、コーラ2杯、バームクーヘンなど結構食べた。
そして、名物のラスト上り坂3kmに挑む。ゴールまで残り5kmだ。エイドを出た。休んで足が固まってしまったようでうまく走り出せない。仕方ない。早歩きで肩甲骨をいしきした。体が動いてきた。よし!走るぞ!うまくいかなかった。歩き。歩き。延々と歩いた。
『残り4km』
まだ歩いている。ときどきランナーに抜かされる。ついて行く気力がでない。悠然と見送るしかなかった。あぁ、情けない。。。歩きしかなかった。
『残り3km』
歩き。歩き。エイドではしっかり休んだ。それがいけなかったのか?余計なことを考える。でも自分ができることは歩くことだけ。走れない。悶々としながら歩いた。上り坂は終わりそうになって、実はもう少しある。右折してから、もう少し上りがある。あぁ、やっと終わった。ほとんど歩いてしまった。情けない。
『残り2km』
ここからは下りになる。ゆっくりと足を回してみる。あれだけ走れなかったのに、足がくるくると回転した。よし!走るぞ!ギアを上げてみる。おぉ・・・大丈夫だ。右手にエイドがある。もう必要はない。エイドには寄らずに走った。視界にいつもの信号が入る。毎年、これには引っかかる。車は来ないのに、赤が長く、青は極端に短い。今年もやっぱり止められる。係員は手慣れたもので、ボタンを押して、青信号を促す。あれだけ歩き通したのに、赤信号がずっと続いているように感じる。そしてやっと信号は青になった。青にになって、ダッシュをかける。キロ4台くらいの体感スピードだ。左手にマットが見えた。それは残り1kmのマットだった。
『残り1km』
ここからはぐんとスピードが出る。下りだし、ゴールが近い、急に元気が湧いてくるのだ。左に曲がり、トラックが見えてくる。声援も聞こえてくる。なんともいえない高揚感。満足感。さらにスピードが乗る。さらにスピードが乗ったかどうかはわからないが、そんな気がした。右手に体育館があって、声援を受けながら右に曲がる。『おかえりなさい!』と場内アナウンスで自分の名前を呼ばれる。すごく気持ちいい。ちょっとだけ後ろを振り向いた。誰もいない。前にもいない。それからコースは右に曲がってトラックにはいる。あとはストレート。トラックのやわらかい反発を感じながら、ありったけのチカラを脚に込めた。
そして、ゴール。テープをきった。
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